Magnificat and Nunc dimittis

(聖なるおとめマリヤの頌・シメオンの頌)


  • 作曲:Magnificat and Nunc dimittis   辻 啓一  (1923 -1993 )

    辻啓一氏は立教大学の辻壮一氏の長男。1945年、東京大学農学部農芸化学科卒業。 理化学研究所で勤務するかたわら、作曲家を希望し、柴田南雄に師事。 1954年には毎日コンクールで入賞した。 この曲は当時の立教学院諸聖徒礼拝堂の隊長であったK.E.Branstad氏の依頼で 作曲したもので、1959年版の文語祈祷書からの歌詞を使っている。この曲以外 にも数曲、作曲しているが、宗教曲はこれだけだと思われる。

  • 歌詞:

    聖なるおとめマリヤの頌

    わが心、主をあがめ わが霊は、わが救い主なる神を喜びまつる そのはしための卑しきをも 顧みたまえばなり みよ今よりのち、よろず代の人われを幸いとせん 全能者われに大いなることを なしたまえばなり その御名は聖なり そのあわれみは世々かしこみ恐るる者に臨むなり 神は御腕にて力をあらわし 心のおもいのおごれる者をちらし 勢いある者を位よりおろし 卑しき者を高うし 飢えたる者をよき物に飽かせ 富める者をむなしく去らせたもう また我らの先祖に告げたまいしごとく、  アブラハムとそのすえとに対するあわれみを とこしえに忘れじと、しもべイスラエルを助けたまえり 父と子と聖霊に 栄光あれ 始めにあり、今あり 世々限りなくあるなり アーメン

    シメオンの頌

    主よ、今こそ御言葉にしたがいて しもべを安らかに行かしめたもうなれ わが目は、はや 主の救いを見たり これ、もろもろの民の前に 備えたまいしもの 異邦人をてらすひかり 御民イスラエルの栄光なり 父と子と聖霊に 栄光あれ 始めにあり、今あり 世々限りなくあるなり アーメン

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