Turn back O Man

(世の民よ、主に帰れ)


  • 原曲:Old 124th (ダビデの詩編歌,1551)

    ダビデの詩編歌は、その旋律が古いチャントやフランスのバラード、民謡から編曲されたもので、英国国教会を含む英国プロテスタントの讃美歌の生成と発展に大きな影響を与えた。スイスのジュネーブで編纂されたもので、1562年にジョン・デイによって出版された150編の「英国ジュネーブ讃美歌集」が代表的なものである。この讃美歌集は旋律を「Old Psalm」として英国で普及し、いくつかは今日まで受け継がれてきた。私たちの聖歌集では聖職按手式で使われる209番や317番が同じメロディとして身近なものとなっている。

  • 歌詞:

    Turn back , O man, forswear thy foolish ways. Old now is earth, and none may count her days. Yet thou, her child, whose head is crowned with flame, Still wilt not hear thine inner God proclaim, "Turn back, O man, forswear thy foolish ways."

    この歌詞はClifford Baxがグスタフ・ホルストから依頼されて、1919年に書いたもの。ホルストはスウェーデン系のイギリス人作曲家。1913年にClifford Baxから占星術を紹介され、ホルスト自身が惑星や占星術に興味を持ち、彼の代表作である「惑星」が生まれたとされている。

  • 邦訳:

    世の民よ、汝の愚かな道から主に帰れ。今にいたるまで、地は数えきれない年月を経た。しかし頭上に炎の冠をいただく汝らは、内なる神の宣言を聞く耳をもたない。世の民よ、汝の愚かな道から主に帰れ。

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