今までの一言(2005年)

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Upload on 12.DEC.2005

今年のクリスマスイブ礼拝−2(午後7時から)では、イギリスのKing's Collegeで毎年イブに行われている伝統的な「Nine lessons and Carols」 を参考に、5つの日課と聖歌を中心に構成された礼拝を行うことになりました。聖ルカ礼拝堂の子供クラスに所属している小さい子供や、看護大学の学生、病院の職員や看護士の方などが日課を読むことで礼拝に参加し、聖路加のみんなで幼子の誕生をお祝いします。当日は外部からの方を含め、たくさんの方々が礼拝に参加し、チャペルはすぐに満席になってしまいます。是非お早めにおいでください。


Upload on 03.Nov.2005

今年のブラームス・ドイツレクイエム奉唱は昨日終了しました。今年はテナーの人数が大変少なく、バランスを欠いた合唱だったかもしれません。出来はともかくとして、昨年のレクイエム以来、亡くなった100名以上の方々のお名前を読み上げ、魂の平安を祈り、精一杯歌うことができました。しかしブラームスは大曲で長いこと!歌った方々の平均年齢も高いので、口々に「足が痛い」とのことでした。1時間以上も立って歌って、お疲れ様でした。来年は演奏時間が短い、フォーレのレクイエムです。9月中旬から練習が始まる予定です。今回も痛切に感じましたが、やはり練習は大切です。5、6回の練習では少なくて仕上がらないようです。丁寧に歌うためにはどうしたらよいのか、クリスマスが終わってからゆっくり考えることとしましょう。


Upload on 02.Oct.2005

急に涼しくなりました。この時期はレクイエム奉唱の練習が毎週金曜日の夜、トイスラーホールで行われています。今年はブラームスのレクイエムです。毎年のことですが奉唱希望の外部の方々を加えると60人以上の奉唱団となり、ブラームスの指揮は初めてとなる大竹隊長もいろいろな声をまとめるのに必死です。伝統的にラテン語で歌われる教会用鎮魂ミサ曲を、ブラームスは古いドイツ語訳の聖書からの言葉で作ってしまいました。初演は1867年、教会ではなく音楽会用のホールで行われ、ブラームス自身がこの曲をドイツ語で歌うレクイエムと名付けました。テキストは新約のマタイによる福音書(山上の説教)の一部から始まり、旧約や詩編が引用され、ヨハネの黙示録に終わります。私たちが歌う4つのレクイエムの中でも、最も厳しい音域が要求される難曲です。精一杯がんばります。本番は11月2日の諸魂日午後7時から、場所はチャペルです。


Upload on 02.Sep.2005

聖歌隊の軽井沢夏期合宿は8月25日に始まりました。初日の木曜日は台風11号の関東上陸の影響でしょうか、大雨と寒さで夕食の外出は大変でした。雨が道路を川のように流れ、全員びしょぬれになりました。夜は豪雨と言えるような雨粒が地面を叩き付け、停めてあった車が泥だらけになりました。しかし、一夜あけた金曜日には天気も回復し、隊員の数もぼちぼちと増えはじめ、コンサートの曲を中心に練習しました。合宿を通して、隊員は一つ屋根の下で一緒に生活しますので、お互いが普段は見ることのできない姿を披露することになります。とても貴重な経験をすることができたのではないでしょうか。社会人として忙しいのは分かりますが、願わくは金曜日の朝から参加できるように、来年こそ、この時期の皆さんのスケジュール管理をよろしくお願いしたいと思います。
今年は聖路加チャペルの子供たちの夏期キャンプが中軽井沢の「みすず山荘」で同じ時期に行われ、日曜日のショー記念礼拝堂でのミニコンサートは一部、子供たちとのジョイントになりました。楽しく一緒に歌った2曲をアップしてありますので、是非お聞きください。とても上手に歌えました。


Upload on 01.Aug.2005

聖歌隊の夏期合宿が25日から29日まで軽井沢で行われます。礼拝と練習に明け暮れる毎日の予定です。28日の日曜日の礼拝は軽井沢ショー記念礼拝堂で奉仕させていただき、その後にミニコンサートを開くのが定例となっています。毎年、コンサートの曲目の選定に苦心するのは指揮者でもある隊長です。今年のプログラムはチャイコフスキー(ロシア)、ブルックナー(ドイツ)、パレストリーナ(イタリア)、ヴィクトリア(スペイン)、デュリュフレ(フランス)、バード(イギリス)というように全て異なった国の作曲家による曲目になっています。内緒ですが、アンコールに用意している曲は韓国の作曲家によるものです。プログラムはこちらをご覧ください。


Upload on 08.Jul.2005

先日隊長から「指揮のおけいこ」(岩城宏之著、文春文庫)をお借りしました。ちょっと古い文庫本ですが、大変面白くあっという間に読み切ってしまいました。指揮者である岩城宏之が指揮にまつわるお話を面白可笑しく、時には冗談と思えるようなタッチで書き綴った内容のものですが、聖歌隊で歌っている私にもニャッと笑えるような、そして成る程と納得する話題が多く、今も読み返しているところです。その中でも楽譜の暗譜に関するくだりは、参考になりました。聖路加の聖歌隊は数多くの宗教曲のレパートリーがあります(多分300曲以上でしょうか)が、その中で隊員が暗譜で歌える曲は多くはありません。頻繁に異なるアンセムを歌うので、なかなか暗譜できる曲に巡り会えないのが実情ですが、指揮者とて、暗譜して棒を振ることには様々な思いがあるようです。かのルービンシュタインは「目を使って暗譜しなさい」と言ったそうです。私のように耳で覚えて暗譜しているような人間には、もっと楽譜の隅々を見なさいというように聞こえました。反省です。ともあれ、暗譜で歌える曲を聖歌隊はもっと増やして、表現力をつけたいと思っています。来月は軽井沢合宿です。がんばりましょう。


Upload on 02.Jun.2005

井原司祭の通夜と葬送式には1,500人の参列者が礼拝堂だけではなく、看護大学の庭にまで溢れ、長い長い献花の列が続きました。聖歌隊はフォーレのレクイエムの中から最終章のIn Paradisum(楽園にて)等を歌いました。「天使たちがあなたを楽園へと導きますように。あなたの到着にあたって、殉教者たちがあなたを迎えますように。そしてあなたを聖なる都エルサレムへと導きますように。天使たちの聖歌隊があなたを迎えますように。かつて貧しかったラザロと共に、あなたが永遠のやすらぎを得られますように。」
さて、悲しみのうちに聖霊降臨日、三位一体主日を過ごし、聖歌隊は夏の軽井沢合宿にむけて、いろいろな計画を作成する時期となりました。今年は井原司祭の替わりに上田執事の軽井沢合宿参加をお願いしています。そうなればいいのですが。
合宿の内容を考えることはもちろんですが、聖歌隊でただ1人の喫煙者であった井原司祭が愛用しておられた聖ルカハウスの喫煙者用ベンチに、先生のお名前を記念してプレートを貼ろうと考えています。先生の笑顔が忘れられません。


Upload on 08.May 2005

井原司祭が7日の午前11時32分、天に召されました。先生は昨年の6月、膵臓がんと診断され、それ以来、抗がん剤で癌と戦ってこられましたが、聖路加国際病院の総力をあげての治療にもかかわらず、余命1年と診断された通り、亡くなられました。昨年の夏の合宿では笑顔で遺言だと言いながら、ご自分のそれまでの病状について詳しく隊員に説明されたり、癌を告知された時の心境を告白なさっていました。その後もお会いするたびに「まだお召しが来ないんだよ」と私たちを安心させるように、ご自分の体調を語っておられました。昨年のクリスマスイブの深夜の天使ミサが先生との最後の礼拝になってしまいました。まだまだいろんな事を先生から教わりたかったのに、とても残念で悲しいです。先生の魂の平安をお祈りいたします。またお会いする日まで、さようなら。


Upload on 02.Apr.2005

私たちは現在、古今聖歌集(1959年発行)、古今聖歌集増補版(1995年発行)、改訂古今聖歌集試用版(2001年発行)という3冊の聖歌集を礼拝で使っています。何故こんなことになったのでしょうか?1959年に古今聖歌集と共に発行された日本聖公会の祈祷書が、1991年に現在の祈祷書に変わった時、当然のことながら聖歌集も改訂されるべきでした。文語から口語への大きな変化や教会歴の変化、福音理解の変化等が聖歌集に反映されるべきでした。当時の関係者の大きな努力の跡をうかがうことはできるのですが、結果として聖公会はいろいろ試行錯誤した結果、3冊の聖歌集を発行してしまったのです。これらの聖歌集は2006年に本格改訂版聖歌集(仮称)として1冊に統合される予定で、現在、聖歌集改訂委員会が作業を進めています。歌詞の改変や曲の改変、削除など、過去を変えることによる問題は山積していますが、今となっては聖公会は時の流れを大切にして、一刻も早く新しい聖歌集を完成させるべきだと思います。次の世代がまた更に新しい聖歌集を作ってくれることでしょう。


Upload on 02.Mar.2005

今月は年に一度の聖歌隊総会が13日の礼拝後に開かれます。昨年の総括と今年の目標などが隊長や各委員から発表され、聖歌隊が抱える様々な問題について各自が提案したり発言できる大切な時間です。ここにきて風邪などで体調を崩す隊員が何人かいますが、自己管理を心がけ、総会の時間が私たち聖歌隊にとって有意義な時となるようにしたいものです。礼拝委員からは聖公会の新しい聖歌集作成の進行具合について、お話する予定です。


Upload on 02.Feb.2005

聖歌隊は1月23日から2月13日までの20日間の長ーーーいお休み中です。私たちのデユーティ(礼拝奉仕)は月に2回なので、こんなお休み期間もあります。でも、毎週日曜日の聖餐式はもちろんあるわけですから、皆さん出席しましょう。聖歌隊のメンバーは歌を歌うためだけに礼拝出席してるわけじゃありませんからね。
このページの下のほうにリンクされている聖歌隊の歌声はリアルオーディオタイプのファイルにしてありますが、ちゃんと聴けていますか?世の中にはいろんな形のオーディオファイルが存在しているので、リクエストにお応えしてファイルタイプを変更することも可能です。いろいろご意見をくださいね。


Upload on 07.Jan.2005

新年あけましておめでとうございます。とは言え、昨年は人間の争いにとどまらず、自然の猛威による災害などが続き、心痛める時間の多い一年でした。神様は私たちに何をお求めになっているのでしょうか?もっと声を大きくして祈らずにはいられません。もっと素晴らしいハーモニーを聖歌隊は求めていかなければなりません。感謝と賛美である私たちの務めに真剣に取り組んでこの一年を過ごしたいと思います。



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