今までの一言(2010年)
12月25日、クリスマスの前の4週のことをアドベント(降臨節、カトリックでは待降節)と言います。今年は11月28日から説教台の隣にアドベント・キャンドルが飾られました。白い蝋燭(これはキリストのキャンドルとも言われるそうです)の周りに4本の蝋燭が取り囲むように飾られ、日曜日ごとに1本づつ灯していくのです。これはキリスト教の典礼で決められているものではなく、16世紀頃からプロテスタントおよびカトリック信者の間に広がりを見せた家庭的な習慣だったようです。家族全体で指折り数えて、主の降誕を待ちのぞむためのイベントだったのでしょう。降臨節第2主日には第1と第2の蝋燭に火がつけられます。第4週に4本目の蝋燭が灯される時には、1本目の蝋燭はとても短くなっているというのがアドベント・キャンドルの特徴です。でも、最近の礼拝で使用される蝋燭は全部、油を使っていますから長さが変わらない蝋燭もどきで、雰囲気がちょっとでませんよね。一般的にはクリスマスの典礼色である紫色の蝋燭を使用するらしいですが、聖路加では青色の蝋燭を使っています。 |
2日の諸魂日には、逝去者の霊を慰め、祈り、記念するためのレクイエム奉唱会がチャペルで行われました。この1年間に天に召された120名の方々のお名前を読み上げ、私たち聖路加聖歌隊とフェスティバルクワイヤーの計60名がフォーレのレクイエムを奉唱しました。170名の方々が聴きにいらっしゃいましたので、この日は350名のいろいろな思いが聖路加礼拝堂に集まったことになります。舞台設営に力を貸してくださった多くの老年の方々、ソプラノのソリストとして参加してしてくださった田中先生、その他、奉唱会を支えてくださったチャペル関係者の方々に感謝します。来年はモーツアルトのレクイエムを予定しています。 |
聖ルカ聖歌隊は、毎年、東京教区内の他教会と、他教区の教会を訪問し礼拝で奉唱し、またその後の愛餐会で2,3曲を歌ってそこの信徒の方と交流をしています。今月は3日に府中聖マルコ教会を訪問し、暖かい歓迎を受けました。隊員の中には聖マルコ教会の木造の礼拝堂や会館でのお食事の雰囲気が、アットホームで癒されると言う方が多々おりました。 聖ルカ礼拝堂は、通常のパリッシュの教会と違い、バザーや女性、男性のお仕事会のような活動がない為、さっぱりとしていてそこが良いという人もいますが、物足りなさもあります。今回は聖ルカの信徒で鎌倉のリコーダーアンサンブルのメンバーの方も参加して、バッハのコラールを一緒に演奏して、愛餐会に華をそえました。 |
軽井沢での聖歌隊の夏合宿が無事終了しました。今年は全国的に猛暑が続いていますが、朝晩はともかく日中の軽井沢は今までになく暑く、東京から持参した扇風機が大活躍しました。8月の最終週ということでしたが、ショー記念礼拝堂でのミニコンサートも全員キャソックの下は汗だくで、気分の悪くなる隊員が現れないかと心配しながらのコンサートでした。写真はこちら |
今月の最終日曜日、29日に聖歌隊は軽井沢ショー記念礼拝堂で礼拝奉仕の後、ミニコンサートをひらきます。聖歌隊の夏の軽井沢合宿はもう40年以上も続いていて、毎年のこのコンサートを楽しみにしてくださる方々もたくさんいらっしゃいます。今年のプログラムは日ごろあまり歌われない「晩祷」のアンセムを中心としていますが、最後に歌う「Magnificat & Nunc dimittis」が難曲です。この曲は宗教音楽家としても知られる立教大学の名誉教授、辻荘一先生のご長男である辻啓一さんが作曲したものです。当時の立教聖歌隊のブランスタッド隊長が委嘱して作られた数々のプロパーの中の一曲ですが、今は楽譜が離散しており、なかなか聞くことができない名曲です。お時間があれば、是非聞きにきてください。プログラムはこちら。 |
私が持っている聖書は何冊かあります。日本聖書協会の旧約聖書続編つきという新共同訳の聖書、和英対照の新共同訳の聖書、文語版の聖書など、
いろんなニーズで購入したものです。しかし、お恥ずかしいことに、聖書をはじめから終わりまで、じっくり読んだことがありません。よく見ると、大きい聖書には聖書地図や用語解説
までが丁寧に説明されています。度量衡および通貨の説明まであります。 |
榛名でのミニ合宿と新生会ロビーコンサートは無事に終了しました。
榛名の老人施設には約530人の方々が入居しており、十分な数のスタッフと看護の方に生活をサポートされ、
不自由のない毎日を送っているように見受けられましたが、やはり私たち日本人の心に染み付いている日本の歌を
聞いたり、一緒に歌う機会は少ないということで、今回のプログラムには皆さん大変喜んでいただき、隊員一同深い思い出もいただきました。
榛名聖公教会の鈴木先生、新生会の稲垣さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。 |
5月15日から1泊2日で、春のミニ合宿が群馬県の榛名で行われます。 長野新幹線で安中榛名駅から車で15分、7種類の老人ホームと診療所、老人福祉センタ−などを持つ 社会福祉法人新生会には榛名聖公教会があり、 日曜日にはそちらで礼拝奉仕させていただきます。 礼拝後は2カ所の施設でロビーコンサートを予定しています。 お年寄りにも楽しんでいただけるプログラムを作成しました。 7種類の老人ホームとは、高年者有料ホーム、有料ケアホーム、有料マチュアホーム、アニマルコンパニオンホーム、 養護老人ホーム、軽費老人ホームA型・B型、特別養護老人ホーム、とそれぞれ目的の異なる施設です。 この際、よく勉強してこようと思っています。 |
キリストは復活されました。ハレルヤ。 |
聖歌隊は毎年イースターが終わった頃、春のミニ合宿を企画しています。一泊で地方の教会を訪問し、礼拝で奉唱させていただくとともに、会衆の方々と交流をはかるのが目的です。礼拝後にはミニコンサートを開いて練習した曲を聞いていただきます。今年は5月の中頃、軽井沢の手前にある北関東教区の榛名聖公教会を訪問させていただく予定になっています。教会と同じ地域に社会福祉法人新生会として様々な種類の老人入居施設があり、そちらの方々にも私たちの歌を聞いていただくため、聖歌隊としては普段あまり取り組んでいない世俗曲を中心に練習中です。お年寄りの方にも喜んでいただけるように、「箱根八里」や「夏の思い出」といった懐かしい曲を予定しています。 |
1月24日の礼拝後、聖歌隊の総会が開かれました。隊長から今年度の奉唱アンセム予定表が配布され、ホルストの新曲を含め、今年の24曲が発表されました。英国の作曲家のものが18曲、ドイツ2曲、日本2曲、韓国1曲、オランダキャロル1曲の構成です。オルガン伴奏付きの曲が9曲あります。少ない練習時間をこれらの曲に効率的にあてて、良い奉唱を今年も目指します。隊長からは「練習に参加して楽譜が配布され、練習が終わると楽譜を回収するという、今のやり方では高い水準の奉唱は無理である」というきついお言葉がありました。何らかの方法で現在の楽譜管理方法を再考する必要があります。それまでは隊員各自が楽譜を借りてコピーし、自分の楽譜に書き入れる等の工夫が必要かもしれません。楽譜の著作権等の問題もありますので、少し時間をかけて他の合唱団の方法等も情報入手し、検討したいと思っています。 |
2010年も気がついてみたら、あっという間に10日間も過ぎており、正月惚けでホームページの更新を全く忘れていました。こんな事でこれから聖歌隊員として奉仕活動がスケジュール通りやれるのかどうか心配です。私以外にも、最近は物忘れが激しくなった隊員もちらほらと増え、最近歌ったアンセムを「これは初見の曲だ」なんて平気でおっしゃいます。昨日も聖歌の歌詞を大声で間違えて、昔の古今聖歌の歌詞だったことに後で気づき赤面した次第です。聖歌隊の老年を自覚している皆さん、今年は頭の中のメモリーを効率良く整理して、新しい知識の入る場所も確保しながら、聖歌隊活動に知恵を出し合ってがんばりましょう。 |