今までの一言(2017年)
12月に入り、教会歴では新しい年を迎えました。今年最初の聖歌隊のイベントは「クリスマス ジョイフル コンサート」
という名前のマリンバとの協演です。10日の午後1時半からトイスラーホールで歌います。入場無料です。ぜひおでかけください。そして今月の24日、
クリスマスイブは降臨節第4主日です。朝の10時半の礼拝から夜の10時半の深夜聖餐式まで、途中でキャロリングをはさみ、聖歌隊は一年で最も忙しい一日を
迎えます。 |
第47回目のレクイエム奉唱が11月2日(木)に終わりました。今年は難曲のブラームスのドイツレクイエム。 過去1年間に逝去された方々のお名前の呼び上げを含み、90分間。特にテナーは音の高さと足の痛みに耐え続けました。奉唱したのは 31名のフェスティバルと24名の聖路加聖歌隊の合計55名。ご遺族の方々も多く聴きにこられて、チャペルは3階席まで満員でした。 魂の平安を祈る歌声は、召された方々には聞こえたでしょうか?そんなに上手ではないですが、精一杯声を出しました。届けばいいですね。 CDを作るようですが、早めに当日の録音を聞きたい方のために、下にMP3をアップしました。加工はいっさいしていません。反省点、多いかなあ。 |
4月のホームページで悩んでいると書きましたが、11月の諸魂日に奉唱するレクイエムは予定通り「ブラームス」に決まり、 9月から練習が始まっています。長く、難しく、高音が続く曲ですがフェスティバルの方々にも助けられ、だんだん形にはなってきました。問題の箇所は 数多くありますが、ひとつひとつ課題を乗り越え、天に召された方々の魂に平安が訪れるように努力したいと思います。今年はソプラノ23名、アルト15名と 女声の数に恵まれています。テナーが若干少なめで心配です。全体で57名の大所帯になっており、チャペル舞台に入りきるかどうか、これも心配です。難曲に苦しみながら、 心配しながら11月2日の午後7時からの奉唱を迎えます。お祈りのうちに覚えてください。 |
聖歌隊恒例の夏季軽井沢合宿が終わりました。今年は51回目の合宿でした。隊長は今まで全ての合宿に参加されています。
1966年から合宿は続いていますが、若い隊員の中にはその年にまだ生まれていない人もいます。隊長の聖歌隊合宿参加記録は驚きです。 |
聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生が7月18日、105歳で召天されました。 |
「ハレルヤ」という言葉はアンセムの歌詞によく出てくる言葉です。
この「ハレルヤ」という言葉の意味について今月は書きたいと思います。2009年に銀座の教文館で行われた
「聖書セミナー」で当時立教のキリスト教学科の月本昭男先生が詩編について講演されましたが、その中から
「ハレルヤ」に関する解説を引用させていただきます。 |
先月の21日、聖歌隊は13回目の春のミニ合宿を長野県の岡谷聖バルナバ教会で行いました。 前日は上諏訪の「紅や」という諏訪湖畔の旅館で少々の練習を行い、温泉で体力を温存し、当日朝、バスで教会へ移動しました。 中部教区の岡谷聖バルナバ教会は1928年に建堂されました。建設当時、製糸工場の女工さん達が「教会に来た時は実家に戻った思いになりたい」 というリクエストに応えたという畳敷きの小さな教会で、私たち聖歌隊より若干少ない教会員の方々と礼拝を守りました。 礼拝後のミニコンサートのあと、聖堂に長椅子をかこんで全員でお弁当をいただき会話も弾みました。 市原信太郎司祭、河西さん、教会の皆さんありがとうございました。 |
聖歌隊はこの時期になると、「ミニ合宿」という1泊2日の春の合宿を行います。 東京教区以外の教区の教会を訪問し、礼拝奉仕をし、礼拝後にミニコンサートを行います。 その後の愛餐会などでその地域の信者の方々とお話できるのも、とても大切な時間です。 2005年から毎年「ミニ合宿」は続いており、今年は13回目の他教会訪問となり、中部教区の岡谷聖バルナバ教会を 5月21日に訪問する予定です。教会によって礼拝の中で歌うチャントが異なっており、聖歌隊にとっても 違う教会の礼拝奉仕は良い勉強になります。 |
今年の11月2日の諸魂日に行うレクイエム奉唱の曲目が揺れています。 今年はブラームス作曲のドイツレクイエムを予定していましたが、どうもブラームス奉唱にネガティブな意見があるのです。 直接隊員に聞いたわけではないのですが、一番多い意見は「長くて疲れる」という意見のようです。 かく言う私も過去のブラームス奉唱直後にホームページで弱音をはいたことを覚えています。 (ケルビーニ・フォーレ・モーツアルト)の演奏時間は40分から50分です。ブラームスの演奏時間は70分程度で、20分から30分長い曲目です。 前後のお祈りや逝去者の名前読み上げの時間を加え、1時間半程度立ちっぱなしで足がパンパンで辛いという状況が現実です。 チャペルの構造上、椅子をいれるわけにもいきません。 さらに「ブラームスのレクイエムはミサ曲ではないから」という意見などもでてくる始末です。 1977年から4年おきに10回のブラームスレクイエム奉唱を続けてきましたが、今年はどうするかおおいに悩んでいます。 「ブラームスの代わりに新しい曲を奉唱する・抜粋で演奏する・来年予定のフォーレを奉唱する」などいろいろな意見があります。 先人の方々が守ってきた曲を中止したり変更することは大変心苦しい反面、歴史は頑固に守るだけが正解ではないことも充分に分かっています。 しかし、あえて個人的に言わせてください。「情けないお話です。年はとりたくないものです。」 |
聖歌隊の文集(Cantate Domino)の創刊号は2008年
と、そんなに古い時期のものではないのですが、発行数が少なく、なかなか見つかりませんでした。
最近、チャペル事務所の片隅から1冊発見され、手にとることが出来ました。初めのページに
2005年に召天された井原司祭が1978年に書かれた、「神に向かって賛美の歌を」という文章が
あり、私たち聖歌隊員の日々の生き方に関して、司祭の思いがつづられていました。以下は
その抜粋です。 |
2017年度、聖ルカ聖歌隊は外部での活動を含め、30回以上の礼拝に奉仕する予定です。 今年度の主日礼拝以外の活動予定は以下の通りです。 5月20〜21日:春合宿(中部教区 岡谷聖バルナバ教会) |
昨年のクリスマスイブに病棟のキャロリングを行いました。 外部から参加希望された数人の方から、「キャロリングって何ですか?何をするんですか?」と尋ねられ、 知らない方もたくさんおられることを実感しました。「クリスマスイブにキリストの生誕を聖歌を歌って 告げ知らせることです。病棟を歌いながら歩いてまわるんですよ」とお答えしました。7時の礼拝後、4班 に分かれてキャロルを歌いながら、私は第3班に参加しました。病棟では私たちを待っておられた患者の 方やその家族が病室のドアーを開けて私たちのキャロルを聞いてくれました。一緒に口ずさむ患者の方も いました。他方、全ての方々が私たちのキャロリングを歓迎してくれるわけではありません。固く病室の ドアーを閉め、病室の灯りを消している患者の方もおられます。私たちの歌声が邪魔にならないか、心配 しながら、病棟をまわっていました。そしてICUに入った時、まさに生きるために戦っておられる患者の 方ばかりで、モニターにいろんな数字が動いている、そんな環境で、私は歌うことができなくなりました。 キリストの生誕はこれらの方々に、どんな力を与えてくれるのだろうと不安になり、悲しくなり、逃げる ようにICUから離れました。答えはないかもしれませんが、聖歌隊の存在理由を考えさせられています。 |