今までの一言(2018年)
今年のクリスマスイブ礼拝は聖路加国際大学の本館にある「アリス・セント・ジョン・メモリアルホール(講堂)」 で行うことになりました。当日は午後3時半の聖歌隊によるキャロル奉唱に始まり、午後4時から例年行っている唱詠晩祷に続きます。楽器は臨時チャペル にあるポジティフオルガンを運ぶことになりました。そして午後7時からのクリスマス礼拝は行わないことになりました。アリスホールには舞台がありますので、 そこを祭壇とし、司祭団、聖歌隊などが使用します。300名以上の会衆が入れる会場ですが、例年のイブ礼拝にはそれ以上の方々がいらっしゃいます。 聖歌隊としてもアリスホールは初めての場所です。主のご降誕を共に喜ぶことができるように、皆で力を合わせてイブ礼拝に臨みましょう。 |
今年もレクイエム奉唱会を終えることができました。過去1年間に召された80人以上の方々の
お名前を司祭が読み上げ魂の平安を祈るとともに、フォーレのレクイエムを奉唱しました。臨時チャペルでのレクイエムは初めての
経験でしたが、多くの方々の支えによって無事に48回目のレクイエム奉唱を終えることができてほっとしています。来年はモーツアルトを
奉唱する予定です。 |
レクイエム奉唱は予定通り11月2日(金)の午後7時から行われます。今年はフォーレのレクイエムを奉唱します。 礼拝堂が補修のため立ち入り禁止となったため、レクイエム奉唱会は現在礼拝で使用している「臨時チャペル」で行われることになりました。 「臨時チャペル」とは礼拝堂のロビーのことです。 以前は病院の患者さんたちや様々な人たちがが身体を休める場所として、いくつかのソファが置いてありましたが、 それらのソファを現在補修中の礼拝堂の中に移動させ、礼拝堂にあった長椅子をロビーに並べて「臨時チャペル」として使っているわけです。 ただ困ったことに暗く、狭く、音響や空調が悪いなど、礼拝堂と比較するとレクイエム奉唱会を行うには、いろいろな障害があります。 奉唱会本番までにひとつひとつそれらの障害を克服していく必要があります。聖歌隊は良い奉唱を目指して歌を練習するだけではなく、 「臨時チャペル」を奉唱会の場所として作り上げることを忘れてはなりません。主の導きがありますように。 |
今年の軽井沢合宿では金曜日の参加人数が少なく、本来の合宿目的である祈りと練習と共同生活が難しい時代に 入ったのではないかと心配しました。たまたまソプラノの隊員に個人的な用事が重なっただけならいいのですが、合唱は4つのパートが揃わなければ難しく、 来年の合宿にむけてひとつの課題として考えなければならないと感じています。合宿最終日の軽井沢ショー記念礼拝堂での礼拝では新しく司祭に按手された 江夏先生の司式、土井司祭の補式により、上田聖ミカエル及諸天使教会の方々との合同礼拝が行われ、たくさんの方々が礼拝とミニコンサートに参加されました。先月のページにも書いたほど暑さは感じませんでしたが、やはり年々、軽井沢とはいえ、避暑地の肩書はとれていっているようです。合宿が終わり、聖歌隊は 仮礼拝堂でのレクイエム奉唱にむけて、いろいろな課題を克服しながら主を賛美していくつもりです。 |
今月は軽井沢での聖歌隊夏合宿です。土井司祭からは「今年の軽井沢は30度越えの日が続き、ついにクーラー設置に ついても検討する家庭が増えてきました。(とは言え、注文しても1カ月待ちですが・・・)」というメールが届きました。軽井沢の合宿所である 聖ルカハウスにはもちろん空調設備などはありません。床暖房があり、2002年の合宿ではその暖房を使用しても寒く、女子隊員のTさんが近くの 旧軽銀座で長袖のカシミヤセーターを買ったという話も、今は昔と言ったところでしょうか。地球温暖化はそのころから始まっており、近年は やっと扇風機が各部屋に設置され、大活躍しています。体調に気を付けて夏合宿を乗り越えましょう。 |
聖ルカ礼拝堂が補修のため、3年間の立ち入り禁止になってしまいました。 天井から小指ほどの石が祭壇に落下したことがきっかけと聞いています。 礼拝堂に使用されているのは「抗火石」という材料です。伊豆大島から運び込まれました。 渋谷駅の「モヤイ像」と同じ石材で、軽く、加工が容易で断熱性も高いとされています。 柔らかくて温かみのある手触りの石で、聖歌隊席の壁にも使われているので触ることができます。 ただ聞くところによると、建築用にはあまり使用されていないものだそうです。 1936年12月13日午前10時の礼拝堂聖別式には、300人の会衆が礼拝堂を 埋め尽くしました。この日の天気は曇り、気温は6.7度という寒い日だったようです。 あれから82年、やはりこんな日がきてしまいました。 |
月の初めにイベントがあり、うっかりしてHPの更新を忘れてしまいました。 6月2日から3日にかけて、聖歌隊の春合宿が房総半島の鴨川で行われました。 今年は横浜教区の鴨川聖フランシス教会を訪問し、礼拝奉仕とミニコンサートを行い、 礼拝後の愛餐会では信徒の方々と充分に交流することができました。 前日の土曜日は教会近くの安房小湊にある「吉夢」という旅館に宿泊し、 コンサート曲の練習を行いました。練習後はホテルのすぐ近くのお寺を拝観したり、鯛の浦の 遊覧船に乗って海の鯛(実際はハマチなどが多い)を間近に見たりして英気を養い、翌日の 礼拝・コンサートに備えました。次の聖歌隊のイベントは軽井沢の夏合宿です。 神様のお役にたてるように、がんばって練習に励み、良い奉唱を目指しましょう。 |
毎年、聖歌隊の男性有志で親睦のための小旅行にでかけています。 今年は東日本大震災で被害を受けた松島に行こうという事になりました。 折角ですので、仙台の主教座聖堂 仙台基督教会での礼拝に参加し、聖歌隊としての奉仕のお手伝いをしたらどうかという話になり、 男性6人(平均年齢73.3歳)の老人旅が4月14日、土曜日からの2泊で始まりました。 仙台基督教会は震災で聖堂が使用できなくなり、4年前に新しく立て直された、正面のステンドグラスがとても印象的な大変綺麗な教会です。 聖歌隊は毎週日曜日の礼拝奉仕をしており、毎月第3日曜日は文語による礼拝で、キャソックを着てプロセッションという本格的な聖歌隊です。 その聖歌隊の片隅に老人6人の席をいただき、学生時代に歌った文語のチャントを懐かしく詠いました。 加藤博道前主教にもお会いできました。 長谷川司祭・聖歌隊隊長のご主人である竹石さん・当日の聖歌隊リーダーの若生さん他、たくさんの方々に大変お世話になりました。 ありがとうございました。 |
イースターおめでとうございます。毎年の復活日礼拝では必ずと言っていいほど「復活日のプロパー」を奉唱しています。
その作曲家である助川俊弥先生が2015年に昇天なさったことを、失礼ながら最近知りました。先生とはメールで何回かお話したことがあります。
2013年には「音楽は音になっている時だけ存在するのですから、 演奏されることは心からの喜びです。」とのお言葉をいただき、
お身体の具合が悪いので、聖路加の礼拝には行けないと残念がられていらっしゃいました。先生の魂の平安をお祈りします。
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2月25日の礼拝後、聖歌隊総会が開かれました。チャペルの5階にある小さな部屋で、昼食をとりながら、 ちょっとした緊張の中で、総会が始まります。いつの時代から総会を開くようになったのか、不明ですが、聖歌隊総会では今年の聖歌隊の奉仕予定、 練習日とともに、今年度の奉唱予定アンセムが隊長から発表されます。今年は27曲の奉唱予定曲が発表されました。いくつかは過去に苦労した曲も 含まれていますが、別に配布された「配布済み楽譜一覧」の143曲の中にある「奉唱経験のある曲」に入っています。新曲ではありません。 油断することなく、過去の奉唱を思い出しながら、より完成された奉唱を目指して心を一つにしていきたいと思います。神様の大きな恵と支えが 聖ルカ聖歌隊にありますように。 |
聖歌隊で奉唱したアンセム等の録音は1996年の軽井沢合宿から始まりました。当初は 軽井沢でのコンサートだけの録音でしたが、毎年のレクイエム奉唱に加え、2013年からは礼拝での奉唱アンセムの録音も始めています。 使用しているのは当初からローランドのR-05という古いレコーダーです。充電時間の関係で礼拝の途中(いつも司祭の説教中で、すみません)、 聖歌隊席を抜け出し、真正面の位置(10mぐらい離れているでしょうか)にレコーダーをセットします。礼拝終了後にレコーダーを回収し、 自宅のマックでSound itというソフトで奉唱部分だけを抜き出し、録音された音量を調節します。この時にいろんなエフェクトをかけることが できるのですが、我々のアンセムは音量以外は全く加工していません。拡張子aiffで取り出された音源は、希望された隊員にはmp3に変換して メールに添付し、送付しています。今までに奉唱したアンセムで、どうしても世の中には出したくないものが2,3曲ありましたが、それ以外は ハーモニーが悪かろうが、どこかの音が間違っていようが、隊員に送付したり、ホームページで公開したりしています。上手に聞いていただき、 次の機会に経験として活かせればと思っています。 |
昨年のイブ礼拝での失敗で考えさせられています。 キャロル奉唱のために、聖歌隊は聖歌を歌いながらチャペルをプロセッションしました。 聖歌隊の主たる存在目的は主を賛美する礼拝のために、聖歌等を奉唱することです。 聖歌隊員は通常、聖歌隊席に座ったり立ったりして歌うことには慣れていますが、 プロセッションのように並んで歌いながら行進することに慣れていません。 どうなったか?行進は揃わず、歌と伴奏が合わず、予定通りの時間でチャペル入口 からチャンセルまで歩けず、200人以上の会衆の前で大恥をかきました。 練習はしたのです。しかしうまくいかなかった。いろいろな原因があるでしょう。 ただ、聖歌隊は歌うだけではないということを気づかせてくれました。良い経験だったと言わせてください。 今年のイブのプロセッションを目指して、再度リベンジしようと心に誓っています。 |