今までの一言(1999年)
この時期になると、聖歌隊はキャロルの練習にとりかかります。ほとんど毎年歌っている曲なので、思い出す程度の練習ですが、今年は新しい曲にも挑戦しています。フランスの古いキャロルで UN FLAMBEAU(たいまつ手に手に)というフランス語の曲には全員苦労しています。私たちのアンセムはほとんどが英語かラテン語なので、フランス語の発音はとても難しく不慣れなわけです。今度録音してお聞かせするつもりです。 MozartのRequiemはサーバー容量の関係で毎月3曲づつ更新しています。 |
11月2日の諸魂日には恒例のレクイエム演奏会をチャペルで行いました。今年のモーツアルトのレクイエムは非常にポピュラーな鎮魂曲ですので、フェスティバルクワイアーの人数も70人を越え、大合唱団になりました。全員の声をまとめるのに関隊長もだいぶ苦労なさったようでした。当日は聴衆の数も240人を越え、チャペルの一階席だけでは入りきれないほど盛況の中、全員でこの1年間に亡くなった方々の魂の平安を祈ってレクイエムを捧げました。 |
11月2日のレクイエム(鎮魂曲)奉唱モードに突入している聖歌隊ですが、今後の礼拝でのアンセム予定表をご覧になるとお分かりの通り、難曲が続いています。音を外しても神様は赦してくれるかもしれませんが、教会会衆の方々に不愉快な音をお聞かせしたくはありません。限られた時間で一生懸命練習に励んでいます。 今月からアンセムはストリーム再生になりました。音質は如何ですか? |
4泊5日の合宿が終わり、涼しい軽井沢から残暑厳しい東京に帰ってきました。ショー記念礼拝堂でのミニコンサートから3曲をリアルオーディオでアップロードしてあります。聴いてみて下さい。 毎年、合宿の疲れと夏ばてで体調を崩しやすいこの時期ですが、聖歌隊隊員は、秋から冬にかけてのイベントの前の休息の一時としなくてはなりません。すぐにレクイエムの練習が始まるからです。今年の諸魂日(11月2日)にはモーツアルトを奉唱する予定です。練習に参加していただければ、どなたでも参加できます。 |
今年の聖歌隊の合宿は8月19日の木曜日の午後から23日、月曜日の午前中まで例年通り軽井沢の聖路加ハウスで行われます。朝の礼拝、夕の礼拝、就寝前の祈りを柱に、練習、練習に明け暮れます。自由時間はほんの少々。朝から晩まで歌っているので、日曜日のミニコンサートの前に声が枯れてしまいますが、それもこれも訓練。 コンサートが終わる日曜日の夜の打ち上げパーティが楽しみです。 |
聖路加国際病院の創設者であるルドルフ、ボリング、トイスラー氏の生涯を書いた「トイスラー小伝」を読みました。今から99年前に18日間かけて太平洋を渡ってきた25才のミッションドクターの強靱な意志が、現在の聖路加国際病院に繋がっているという感動的な伝記でした。彼のアメリカ人としての強烈な開拓者精神と、それを支えているキリスト教の精神を私達も忘れてはいけないと思いました。 聖歌隊の夏の合宿と演奏会のプログラムが決まりました。8月22日(日)に軽井沢ショー記念礼拝堂へ是非おいでください。プログラムはこちらのページをご覧ください。 |
聖路加礼拝堂の特徴の一つとして、壁から天井にかけて積まれている石があげられます。触った感じはとても柔らかくて、冷たい礼拝堂の感じがありません。この石は伊豆大島から持ってきた坑火石(伊豆七島の新島に産する流紋岩質の多孔質溶岩で、「こうかせき」と呼びます。)で、耐火性に富み、とても味わい深い材料だと思います。昔の建築家はよく考えたものと感心します。 聖歌隊ではそろそろ夏の軽井沢での合宿と、ショー記念礼拝堂でのミニコンサートの曲目選定に入っています。今年はイギリス以外の作曲家の曲に挑戦しようと考えています。 |
(聖路加国際病院礼拝堂は近代ゴシック様式の典麗な意匠が大きな特徴であり、三階から六階まで四層からなる多層会衆席という、他には類のない設計となっている。-- 故宍戸實氏の聖路加国際病院と聖ルカ礼拝堂、その意匠と象徴より。) 現在の新築された病院は礼拝堂と直結していませんので、入院患者さんは渡り廊下経由でないと礼拝堂に来ることが出来ません。昔は病室と礼拝堂が各階で繋がっていたという話しをお聞きするたびにとても残念な気がします。今では大きなパイプオルガンが当時のバルコニーを隠してしまっています。左の写真でお分かりでしょうか? |